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会津漆器見学隊

テマヒマうつわ旅」に行きませんか?

これは、会津漆器の作り手を巡るツアー。

馴染みの無い人にとっては、土産物屋か、漆器店※で、器と出会うことくらいしか無いように思う。(※ただし、漆器店で作り手と会話するという事もある。

そこを、見て回り、話をして、詳しく知る。これにより、愛着が沸くというもの。

見るという行為は、とても深い事なのだと思う。(どうでもいいが、「見る」という古語は意味深だと思う)

前置きはさておき、「テマヒマうつわ旅」というツアーに参加してきたよ。

先ず配布された手帳、栞など。

なお、このブログの性格から、ご飯の写真は最後に持っていきたいので、実際の見て回った順番は無視するよ。

 

「ウルシノキ」

漆という漢字は、木の中で唯一「さんずい」が付く。「さんずいに、木を書いて、斜めに傷をつけて、水が出る。」と書く。

15年でようやく樹液を採るのに適するようになる。半年かけて樹液を掻き採り、一本の木から200mL程度採取。採取したら、その木は伐採してしまう。伐採後は、その傍から新しい芽が出るそうな。

200mLは、お椀が10個分程度塗れる量。国産漆は2%程度だそうだが、木の状態と採取技術から、国産漆は高品質だとの事。

漆の実。これはロウソクの原料になる。会津はロウソクの産地でもあった。江戸の街を灯したのは、会津産のロウソクだったそうな。

今回のツアーが開催された5月初旬は、ウルシノキの新芽が出る季節。新芽は天ぷらで食べられるそうな。(今回は食べませんでした)

 

「木地師」

木地師とは、器などの木工品を加工する職人のこと。

加工というと、こういう削る作業だけを想像しがちである。が、実際には歪みが出ない方向に材料を切り出したり、割れないように乾燥させたりと、削る前の作業も重要だ。奥にある円筒状のものは、ろくろに材料を固定するためのジグ。

効率と品質とに悩まれているのも、なんとなく伝わってくる。趣味の工芸では無いのだ。

硬い材料だと、削るだけでツヤツヤに。塗らなくても綺麗だが、浸みてしまうのでこのままでは使えないとの事。

どうでもいいことだが、SIGMAのカメラを使っていると、こういう写真を撮りたくなる。木地師さん作業場のストーブ上のカセットコンロ上のヤカン。湿度調整用かな?

「塗り師」

塗り師さんのお宅にお邪魔する。

上記写真は「虫食い」と呼ばれる技法の、作業順当てクイズの一コマ。

漆は、最近は顔料で色付けすることもあるらしいが、この写真は昔ながらの鉄と反応させて作られた黒色の漆。言葉の通り、漆黒。

塗られた器は、漆器を乾かすための「漆風呂」で乾燥させる。

乾かすとは言っても、水分を飛ばすという意味ではなく、空気中にある水分由来の酸素と漆が反応して硬化するという意味。それには適度な湿気が必要なので、洗濯物を乾かすのと同じ感覚でいると混乱する。

この漆風呂に湿気を満たすため、お湯を沸かす。でも、それだけだと勿体無いから、そのお湯で大根を煮たのが、風呂吹き大根の始まりとか。

塗った漆を、はじめは耐水ペーパーで、最終的には研ぎ用の粉で研いでいく。徐々に、徐々に、艶が出てくる。

最終的には、ツヤツヤに。

 

「食べる」

用の美。

鰊の山椒漬け。運転の為、お酒が飲めないのが悔やまれる。

こづゆ。お祝いの席などで振舞われる、郷土料理である。個人的には豆麩が好き。

漆塗りではないけれども、「わっぱめし」である。これは白魚。ふわっふわで美味いっ!

息子が食べているのは、鮭のわっぱめし。少しでも臭いが気になると、決して食べようとしない息子なのだが、少なくとも魚は完食。ご飯は多くて残したものの「美味しかった」との事。

「食べる」より、EOS 6D + EF100mm F2.8 Macro USM

 

今回は、勉強になった。そして、器がより好きになった。前回、自分の分だけ漆器をいただいたが、少なくとも家族分はそろえたいなと思った次第で。

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